京橋のLIXILギャラリーで27日まで開かれていた磯野迪子展は秀逸だった。技法は映像インスタレーションと名付けられていた。コマ撮りムービーを壁面いっぱいに投射したものでBGMがついている。
被写体は団地のベランダ。干しては取込まれる洗濯物・布団を淡々と撮ってる。人物は写っていない。
手摺りから二つ折にされた布団がするりと伸びてゆく。洗濯物がフェードインしながら物干しに掛けられ取込まれる。
この繰返し。
時にカメラが寄るが、何が起きるるわけではない。

僕は、見入ってしまった。この詩情は日本人が感じる最高のポエムだ。胸キュン。

技法は手間の掛かったものだろうが、これみよがしな所は無い。シンプル。けれど、「人の営み」が端的に表現されている。