「藝術と環境のねじれ」早川 陽
自分には、手ごわい本。なかなか前に進めない。なので引用でお茶を濁す。
<引用>
”日本絵画は中国文化と西洋文化の「揺れ」の中で生みだされた。土地の地理的条件とは切りはなせない絵画である。東西の影響からの「揺れ」のおさまった安定期に美意識は成熟し、日本絵画のオリジナリティーは強く現れた。「揺れ」の強い時代は東西の文化圏の影響下に置かれ、世界的な絵画としての条件を整えようとする。日本の自然への眼差しや価値形成も少なからずその影響下にあり、この土地の景色を表現する文法は山水と風景の融合の中から生まれた山水風景絵画であった。
写真による風景は景色を切りとる行為による近代的な装置である。<中略>日本画という概念から一歩踏みだし、東洋の伝統的美意識を生かし、絵画としての現在の創造を目指して、日本画・洋画のいずれにも属せず現代美術でもない第四の山水風景の「波」の中で、第三の道を模索、葛藤しているのが今日の日本画であるといえる。”
※第三の波=国際社会にでてゆく日本画と国内向けに制作された日本画、その2つに別れた状態。

うまく咀嚼できない…